長年にわたり、ジャックは痛みの緩和を求めてやってくるクライエントと取り組んで来ています。しかしそこでクライエントが認識していないのは、痛みのために増大した恐れによって、しばしば元々の痛みがよりひどくなっているということです。
私たちの多くが、自分が何か間違ったと思うことやうまく行かなかったことと痛みを関連づけるものです。さらにひどいことには、感じている痛みを深刻な病気や癌などと結びつけて恐れます。あるいは、痛みを物事や他人のせいにして責めることさえするのです。
「ばちが当たったのだ」「あのような仕事の仕方をしたからこの痛みを抱えることになった」「あの人にひどい事を言ったから病気になったに違いない」…こうした考え方の例には枚挙に暇がありません。実際クライエントはそうした話をするものですし、私たちプラクティショナでさえ、こと自分の症状になると同じような考え方をしていることがあるのです。
クライエントが理解していないのは、自分たちの恐れと恐れに満ちた考えが、身体の自然な癒しのメカニズムを阻み、さらに状態を難しくしているということなのです。
様々なエネルギー ワークやエネルギー ヒーリングは、痛み・辛さ、そして恐れに役立ちうるものとなるのです。
特に、クライエントが自ら能動的にセッションに参加していけるようにしたなら、その効果は増大するはずなのです。
こうした私たちの考え方、恐れと痛みの関係性を理解し、それに対して、どのようにクライエントを積極的にセッション参加させて自ら痛みと恐れを手放していけるようにできるのか、具体的な方法を学んで行きましょう。