他の人々の癒しを手助けする仕事をする際、いつであっても、プラクティショナが
自分のための瞑想の時間を取るのは大変重要であると考えます。
第一に、瞑想をすることで自分自身のインナーライフ(内なる生活・精神性を伴う生き方)とより慣れ親しむこととなり、クライエントと自分自身の問題の間に健やかな境界線を作ることができます。
プラクティショナの多くが、しばしば自分の問題をクライエントの生活・人生の問題に投影してしまうのがよくあることです 。
また、クライエントの状況に入り込んで感情的になったり、手助けをしたいあまりに必要以上に責任を感じることも珍しくありません。
プラクティショナとして、どこを自分のあるべきところに据えるのか、また精神的に成熟しより包括的にクライエントとの関係性を保つのか、そのためには内面の修練が必要となっていきます。そのトレーニングは、プラクティショナにとっても、クライエントにとっても、また周りの人々や環境にとっても平安と穏やかさを培うものとなっていきます。
そうしたトレーニングの中心として瞑想を続けて実践していると、数多くの役立つ利点が生まれて来ます。
例えば、自分自身の人生の運命や目的の感覚、幻想ではない愛の統合性、人生と生命への真価と感謝、そして他の人々の手助けへの成長といったことが徐々に、そして確実にあなた自身に根ざして行くようになるのです。